村田製作所は10体の玉乗りロボットによる「村田製作所チアリーダー部」を発表
ボールの上でバランスを保って全方位に移動し、10体でフォーメーションダンスを行なう。
村田製作所チアリーダー部の各ロボットは身長35cmで、体重は1.5kg。
大きなペットボトルくらいの大きさで、秒速30cmで移動することができ、稼働時間は約1時間。
4×4mの範囲でパフォーマンスする。
手と目には3色LEDを使っている。
メンバーの設定は「好奇心おう盛な小学校高学年」で「現在、部員募集中」とのことなのでメンバーはまだ増えるのかもしれない。
3つのジャイロセンサーを使用して体の傾きを計測し、体の重心を地面とボールの真上でキープする。
複数台の協調は、京都大学松野研究室との共同研究によって実現した。
2つの発信器から出された超音波と赤外線を、頭部に内蔵した5つのマイクと4つの赤外線センサーで受信、位置をリアルタイムに把握することで実現した。
把握した位置情報は、腹部に内蔵した920MHz通信モジュールで郡制御ホストシステムに伝え、それぞれのロボットが指示を受けることで、ぶつからずに動くことができる。
ほかにも、村田製作所のコンデンサ、インダクタ、フィルタ、フェライトビーズ、水晶振動子、マジックストラップなどを使用している。
[tubepress video=”LvNal9yRuz8″ embeddedHeight=”480″ embeddedWidth=”854″]
本体が乗っているボールは中空の金属製で、表面はゴムで加工されている。
そのボールを、本体のスカート内にある3つのオムニホイールで動かしてバランスを取る。
ボール部を除く本体の身長は21cmあまり。
1.5kgというのは本体重量で、ボール部の重量はそれとは別に500g程度ある。
腕などは動くがアピール用で、制御には関与していない。
[tubepress video=”gSD9KDBb-cQ” embeddedHeight=”480″ embeddedWidth=”854″]
自転車型ロボット「ムラタセイサク君」(初代が1991年、2代目が2005年)
一輪車型ロボット「ムラタセイコちゃん」(3代目、2008年)に次ぐ、4代目のロボットとなる。
「ムラタセイコちゃん」以来、6年ぶりの発表。
このオムニホイールは大阪のロボット企業・ヴイストン株式会社のショップで「なめらかオムニホイール」として販売されている。
村田製作所チアリーダー部は、10月7日から10月11日の日程で幕張メッセにて開催される「CEATEC JAPAN 2014」同社ブース内で披露される予定
村田製作所CEATEC JAPAN 2014出展内容
http://www.murata.co.jp/event/ceatec2014/
Leave a Reply