ワールド・ワイド・ウェブ・コンソーシアム(W3C)は、ウェブページやウェブアプリケーションを構築する際に使用されるフォーマットHTMLの第5版であるHTML5を勧告として公開し、オープン・ウェブ・プラットフォームの礎を築きました。
HTML5は、アプリケーション開発者やアプリケーション産業がこの先何年に渡って信頼するに足る、アプリケーション開発のための機能を提供します。
HTML5は幅広いデバイスで、世界中のユーザが利用可能であり、かつ豊富な機能を持つアプリケーションの開発コストを削減します。
「写真や店舗の共有、ニュースの入手、情報の検索はどこからでも、どのデバイスからでも可能にすることを期待しています。
■HTML5の新機能
・ウェブ上で利用されるビデオや音声情報をプラグイン不要で再生
・プログラム可能な方法でビットマップ図形を二次元描画 (グラフ、ゲーム用グラフィックス、その他画像の動的描画)
・SVG (スケーラブル・ベクター・グラフィックス) および MathML (数式記述) のHTML5文法としてのサポート
・東アジア地域向けのテキスト組版 (Ruby)
・機能豊富なアプリケーションにおけるアクセシビリティの担保
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広く利用されているHTML5
2012年12月に、W3CがHTML5の仕様定義完了を発表してからの22ヶ月間、W3Cのコミュニティは「一度書けばどこでも展開可能」と
いうことを保証するため、HTML5テストスイートに10万以上ものテストを追加しました。
■「アプリケーション基盤を次世代のプラットフォームとして強化しなければならない。」と以下を挙げています。
・セキュリティとプライバシー: 個人認証、暗号、多要素認証、プライバシーの保護
・ウェブデザインと開発: 次世代のHTML、スタイル、レイアウト、グラフィックス、アニメーション、タイポグラフィ
・デバイス間の相互運用性: BluetoothやNFC、バイブレーションなどのハードウェアやセンサーへのアクセス
・アプリケーションのライフサイクル: オフライン時の動作、プッシュ通知、ジオフェンシング、同期などをバックグラウンドで実行するタスク
・メディアやリアルタイムのコミュニケーション: WebRTC (Web Real-Time Communications)やメディアのストリーミング
・パフォーマンスとチューニング: プリロードやレスポンシブデザインのプロファイリングや拡張性への突破口
・ユーザビリティとアクセシビリティ: ウェブがすべての人にとってアクセシブルであること、世界中の言語をサポートすることを保証
・各種サービス: ソーシャルウェブ、ペイメント(支払)、アノテーション(注釈)、ウェブ上のデータ(オープン・データやリンクト・
データなど)
W3Cはこれらの新しい枠組みを、今年は10月末に開催される例年の技術会議 で議論します。
数々の組織もW3Cの内外を問わず、毎日のように提案されているウェブの新しい機能を組み込む事を容易にしています。
W3Cはペイメント(支払)、自動車、電子書籍、通信、エンターテインメントの各産業のユースケースに適応できるべく、その発展を進めています。
4,500名のエンジニアが 180を超えるW3C Community GroupとW3C Business Groupにおいて新たな発想の基に活動を続けています。
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